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【聞いてみた】クラウドワークスに「個人の誹謗中傷に関する記事作成案件の掲載中断」について問い合わせた

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クラウドソーシングサービス大手の「クラウドワークス」が、2019年4月9日に運営チームのブログを更新し、新たな運営方針を示しました。

今回のブログでは「個人の誹謗中傷に関する記事作成案件の掲載中断」が宣言され、従来は軽んじられていた利用規約および仕事依頼ガイドラインの徹底化が図られるようです。

ランサーズと日本のクラウドソーシング業界を二分する大手であるクラウドワークスですが、その依頼内容は必ずしもきれいなものばかりでなく、特にライティング(記事執筆)においては、芸能人やスポーツ選手へのバッシングでPV(閲覧数)を稼ぐ目的の依頼もありました。

そうした依頼が野放しになっていることにより、自社へのイメージが悪化することを懸念したものと思われます。

クラウドワークスの発表に対する反応

「個人の誹謗中傷に関する記事作成案件」とは?

ところで、気になるのは「個人の誹謗中傷に関する記事作成案件」というザックリした物言いで、具体的にどういう依頼が違反に当たるのでしょうか。ここが判然としなかったため、クラウドワークスに直接問い合わせました

私の質問事項は3点です。

  • 「個人の誹謗中傷に関する記事作成の案件」について、具体的にはどのような依頼内容を指しているのか
  • いわゆる芸能人やスポーツ選手のゴシップネタ、なかでも最初からネガティブな印象を与えることが目的と思われる依頼との印象を持ったが合ってるか
  • 通常の芸能ネタやスポーツネタの執筆依頼などは問題ないと考えていいのか

それに対するクラウドワークス運営からの返信は、利用規約および仕事依頼ガイドラインに記載されているとおり、以下の行為は禁止するというもの。

・プライバシー権、肖像権、名誉、信用その他他人の権利を侵害し、損害を与える内容の投稿

要領を得ない回答ではありますが、概ね「PV目的で個人をバッシングする記事は好ましくない」理解で良さそうです。

そういう依頼主は、写真を大手芸能メディアから無断で持ってくるなど別な問題を起こしている率も高いですし、クラウドワークスは遅まきながら排除に向かったようです。

これ以上ネットにゴミを増やさないためにも、日本のクラウドソーシング界隈が健全化するためにも、クラウドワークスには頑張ってもらいたいところですね。

追記:2019-04-19

どうやら問題の依頼は羽生結弦選手に関するものだったようです。

羽生結弦選手への誹謗中傷依頼が発端だった

クラウドワークスによる誹謗中傷案件の非掲載ですが、発端は男子フィギュアスケートの羽生選手に対する、中傷記事の依頼だったようです。

レイ法律事務所の菅原草子弁護士は16日、J-CASTニュースの取材に、今回のようなケースは記事の書き手と募集主は民事・刑事上の責任が問われる可能性があり、クラウドワークスのような求人サイト側も「違法な書き込み依頼の場を提供し、掲載を止めなかった場合には、共犯として、刑事上の責任、民事上の責任が問われる可能性があります」と指摘する。

クラウドソーシングでのテキスト仕事は「日本語で文章が書ければ、誰でもお金を稼げる」の謳い文句で宣伝されますが、それで集まってくる書き手が全員いわゆるプロかというと違いますからね。

繰り返しになりますが、日本のネットにゴミを増やさないためにもクラウドワークスに限らず、クラウドソーシングサービスの運営会社には自サイトに掲載されている案件内容をもう少し注意して見てもらいたいです。

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