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フェデラーが母の故郷・南アフリカで初試合 ナダル、ビル・ゲイツも参加

男子テニス界に一時代を築き、38歳になった現在でも世界ランク3位に君臨するロジャー・フェデラー。およそテニス界で手にできるものは全て手にしたと映る彼にも、ひとつだけ叶えていなかった夢がある。母親の母国・南アフリカで試合をすることだ。

「どうしてこんなに時間がかかったのか分からないんだ」

南アフリカのケープタウンに降り立ったフェデラーは会見でそう語った。彼は長年のライバル、ラファエル・ナダルと南アフリカでエキシビションを行う。

「南アフリカで試合をする念願が叶った。母の母国で、最強のライバルであり友人でもあるラファエル・ナダルと対戦する。この試合にはテニスへの愛を分かち合うだけではなく、子どもたちに教育と人生のより良いスタートを与えるという大義がある」

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フェデラーとナダルの試合は、スイスとアフリカの幼児教育をサポートする「ロジャー・フェデラー財団」のために資金を集めるのが目標で、今回のツアーにより予定されている収入は100万ドル(約1億1000万円)。

ロジャー・フェデラー財団は16年間の活動で5200万ドル(約57億円)を出資し、これまでに150万人の子どもたちを支援してきた。

ナダルは好敵手であり友「親友じゃないけどね」

「南アフリカに戻って来られて嬉しい。試合が迫っていることにワクワクしている。ここには家族がいて、何年も前からまた来たいと思っていたんだ」

幼いころは家族で南アフリカを訪れたと話すフェデラー。再訪は懐かしい顔との再会でもある。

「子供のころ、たくさんの休暇を南アフリカで過ごした。ここにはまだ家族がいる。こんなに時間がかかったなんて信じられないし、当日は晴れて欲しい」

2004年のマイアミ・オープンから始まったフェデラーとナダルのライバル関係。これまでにふたりは40回対戦してきた。多くの感動的な瞬間を共有したふたりには、ネットを挟んだ対戦相手としてだけではない絆が生まれた。

最大のライバルを友人のひとりと呼べるのはいいことだ。彼は私の親友じゃないし、私も彼の親友じゃないけどね」とフェデラーはユーモアも交えながら語る。



エキシビションにはビル・ゲイツも参加

フェデラーはマイクロソフトの創設者ビル・ゲイツとペアを組み、南アフリカのコメディアン、トレバー・ノアとペアを組むナダルと対戦する。

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「ビル・ゲイツは私の財団にとっても素晴らしい人だ。ここ数年、サンノゼやシアトルでも参加してくれた。彼から学ぶこと、話すこと、彼の妻やチーム、財団の背後にあるものを知るのはとても興味深い。彼と一緒に過ごすことは私たちにとって重要であり、多くのものを学んだ」

エキシビションについてナダルも「この試合を楽しみにしていると」語った。

「ロジャーと僕は、コート上で魔法のような瞬間を数多く共有してきた。彼と一緒にケープタウンへ旅行したり、子どもたちのためにプレーできるのを楽しみにしている」



フェデラーはコリシとミニテニスで対戦

南アフリカに到着したフェデラーは、大統領への表敬訪問や現地の小学校の視察を行った。また、2019年のラグビーワールドカップで南アフリカ代表の主将を務め、母国に優勝トロフィーをもたらしたシヤ・コリシとミニテニスで対戦している。

コリシはTwitterを更新して「真のスポーツアイコン。あなたの言葉は私にインスピレーションを与え続けてきた。ケープタウンにお迎えできて光栄です」とフェデラーを歓迎した。

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