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アニメ『ハチナイ』第2話感想…王道の野球アニメだったね

『ハチナイ』第2話_茜のキャッチボール

アニメ『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』第2話を見ました。つらつら感想を書いていこうかと思います。

第1話では同好会設立に向け、有原翼たち女子硬式野球部が活動を開始するところまで描かれましたが、なにやら生徒会と揉めてる雰囲気で2話に続く。何を揉めることがあったのかという引きで2話が始まります。

『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』2話あらすじ

『八月のシンデレラナイン』第2話_名言

The difference between the impossible and the possible lies in a man’s determination - Tommy Lasorda
「物事を『不可能』から『可能』たらしめるのは、その人間が持ってる熱意だ」―トミー・ラソーダ

最初の試練は練習場所探し

翼と河北智恵は、新たに野崎夕姫・宇喜多茜を仲間に加えました。4人になった女子硬式野球部は、まずは同好会設立の条件である同好会員5名以上の獲得を目指しますが、そんな矢先に生徒会から彼女たちの活動にストップがかかります。

『ハチナイ』第2話_生徒会

生徒会の言い分は「野球を練習できるスペースが学校にはない」というもの。ぐうの音も出ない正論を突きつけられた翼は、自分たちで練習場所を探すと啖呵を切りますが宛などなく難航します。

野球の練習には安全性の確保も含めて広大な敷地が必要。翼たちが通う学校は長く女子校だったため男子野球部もない。新たに野球ができる場所など用意できないという生徒会の言い分はまっとうなもの。

野球が好きなのに野球はやりたくない鈴木和香

グラウンド探しと並行して進められるのは初心者組の道具選び。グローブを持ってない夕姫と茜のために4人は野球用品店に向います。

意外に高価なグローブに驚く茜。そこへ店長が古い型落ちグローブを持ってきてくれます。古いと言っても売価2000円は安い! 店長太っ腹!

4人がグローブを選んでいると同じ学校の鈴木和香が入店。兄の付き添いできたと言う和香ですが、彼女自身も野球に詳しそう。リトルリーグ時代は戦略担当的な役割だったことが兄の口より明かされます。

『ハチナイ』2話_鈴木和香

和香を同好会のメンバーに引き入れたい翼でしたが和香は拒否。どうしたことか野球はやらないと頑なに拒みます。

『ハチナイ』2話_翼お断られ顔お断られ顔

まずはグラウンドの草むしりから始める王道展開

和香の勧誘を続ける一方でグラウンド探しにも進展ありました。桃子先生が「昔は野球の練習場だった」場所を見つけてくれたのです。さっそく和香と桃子先生も含めた6人でグラウンドに向かう女子野球同好会たち。

しかし、その場所は長く使われていなかったため、草が生え放題の野原に変わっていました。

『ハチナイ』2話_グラウンド

草ぼーぼーなグラウンドを自分たちで整備するところから始めるのは、野球物だと親の顔よりもよく見た展開ですね。

遊ばせてた土地といっても無償提供してくれる地主さん優しい

和香が野球をやりたくない理由は幼少期の経験にあった

同好会に付き合ってグラウンドには顔を出すようになった和香。しかし、練習には参加しようとせず、ただ部員たちのキャッチボールを見守ります。

ここで和香の回想。彼女もリトルリーグ時代は野球をやっていました。でも、体力がなくて練習についていけず、ほかの女子部員と自分を比較して落ち込んでしまいます。

幼心にも痛感させられます。野球は好きだけど向いてない、自分には才能がない。

『ハチナイ』第2話_和香挫折

そんなとき、和香は試合中に相手投手の癖を見抜き、その洞察力でチームを勝利に導きます。自分の才能はこっちにあったんだと自信を得た和香ですが、そのことが決定的に「自分はプレイヤーでない」想いを固定してしまいます。

『ハチナイ』第2話_和香幼少期

茜の姿で和香は野球の楽しさを思い出す

自分の気持ちに蓋をし続ける和香でしたが、そんな妹に兄はグローブを貸します。押し付けるように渡されたグローブを手に和香が向かったのはグラウンド。そこでは翼と茜がキャッチボールをしていました。

成り行きで和香は翼とキャッチボールをすることになります。何球か投げて再確認したのは、やはり自分にプレイヤーの才能はない、努力しても翼のようにはなれないことでした。イラだつ和香の気持ちが乗り移ったボールはコントロールが乱れます。彼女は疲れたと嘘をついて茜と交代しました。

茜は野球未経験者で運動音痴。経験者の翼とは明確に投球フォームが描き分けられており、全体的に動きがぎこちなく様になってない印象です。自分でも「うまくできてない」実感はあるはず。それなのにキャッチボールをする茜の顔は楽しそう

『ハチナイ』第2話_茜のキャッチボール

和香は茜に「野球が好きか」と質問します。その問いに茜はキラキラした瞳で野球の楽しさを語ります。自分に向いてなくてもかと重ねて質問する和香に、今度は翼が「そんなのは関係ない」と答えます。

野球が好きなら自分たちと一緒にやろうよと和香を勧誘する翼。その言葉が意固地になっていた和香の心を溶かし、野球同好会に5人目のメンバーが加わりました。

『ハチナイ』第2話_アレックス・ロドリゲス名言

Enjoy your sweat because hard work doesn't guarantee success, but without it you don't have a chance - Alex Rodriguez
きつい練習をしたからって成功する保証はない。だが、それなくして成功はない - アレックス・ロドリゲス

『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』第2話を見た感想

第2話は正統派な野球アニメでしたね。第1話でおっかなびっくり野球に触れた夕姫と茜が、野球にハマっててくれたのが嬉しかったです。

スポーツと才能の問題か。いずれ競技をやってるからにはぶち当たる壁ですよね。それが幼少期にくるのか、プロを目指してる途中にくるのか、プロになってみて一流選手と自分の差で痛感するのかは人それぞれ。

NBA選手のステフィン・カリーが前にテレビか何かのインタビューを受けたときに、視聴者からの質問で「努力すればあなたみたいになれますか」と聞かれたんですよ。定番の質問ですよね。だいたい答えるほうも心得てるから、テンプレ的に「諦めなければどんなことだって不可能じゃないよ」っぽいこと言うじゃないですか。

ところがカリーの答えは違いました。

「努力だけじゃ無理だよ。土台になる才能があって、その上に努力を欠かさなければ可能性はある」

個人的には誠実だなと感じました。プロになること自体が途方もない才能を必要とするし、そこで記録を塗り替えていくような選手となったら才能なくしては無理。だけど才能だけで成功できるほど甘い世界でもない。

まあ、これらはプロになるとか、大会で好成績を残すとかが目的だった場合の話。そうじゃなくて競技そのものを楽しむ――昨日、先週、先月できなかったことが今日はできるようになること、その小さな一歩を喜ぶ競技との関わり方だって当然あります。

和香が抱えていた悩みは、「人は与えられた才能に従って生きなければならないのか」という問いにも変換できると思うんです。これが生業の話だったら違ってきますけど、趣味っていうのは人生を豊かにするためのものなので、才能があるとか才能がないとか関係なく自分が楽しいならやればいいし、受け入れてくれる場所や仲間が見つかって良かったねな第2話でした。

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