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アニメ『ハチナイ』8話感想…掛橋桃子が真の仲間になる覚悟を試される

『ハチナイ』8話

女子野球部を作ろうとする女子高生たちの奮闘を描いたアニメ『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』も8話。前回は九十九伽奈、倉敷舞子が女子野球同好会に加入して部員が11人に増えました。

今回は大会出場を見据えて正式な部昇格を目指そうとするも現実的な問題が伸し掛かってきて……。

顧問として掛橋桃子は学校側を説得できるのか!

ハチナイ感想リンク
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『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』8話あらすじ

7話で生徒会の審査をパスした里高女子野球同好会。正式な部昇格に向け一歩前進したことにより練習にも熱が入る。

やる気充分な部員の姿を見た有原翼は、夏に開催する全国大会への参加を検討しないかと提案する。神宮寺小也香との自主トレを続けていた河北智恵が大会の存在を聞いてきたのだった。

さっそく部員たちは大会のことを調べることに。全国大会といっても女子野球部がある学校は全国に30校ほどしかなく、エントリーすれば即座に全国大会出場になる。それでも上位の学校はレベルが高く、遊び気分で出られるものではない。

挑戦したいと意気込む部員たち。しかし、そこで金銭的な問題が再び登場する。会場の兵庫県まで行く交通費に勝ち進めば滞在費も必要となってくる。同好会の雀の涙な部費では到底まかなえない。

生徒会の審査はパスしてるのだし、学校側からも部昇格の認可が下りるはず。そうすれば予算がもらえると期待するも教頭の返事は却下。申請書類の作り込みが甘いことや、剣道部顧問との掛け持ちになる桃子先生の覚悟が試されることになる。

桃子先生の様子から学校側との話し合いが上手くいかなかったことを察した部員たち。中野綾香は女子野球同好会の軌跡をまとめた壁新聞を発行。それを読んだ初瀬麻里安は「物語みたい」と感想を漏らす。

脳科学的な見地から言っても、人は物事をストーリー化することで理解する。そしてストーリーによって心を動かされる。

絢香は壁新聞で同好会に興味を持った生徒たちに部昇格のための署名を頼む。ほかの部員たちも教室や廊下で署名を集める。それと並行して桃子先生は挫けかけていた心を立て直し、再び教頭に挑む覚悟を決めた。

彼女たちの熱意が通じて教頭も「夏の間は私が剣道部を見ます。一応、有段者なので」と桃子先生の掛け持ち負担を減らす案を自ら出す。

ひまわりが咲き誇るグラウンドで女子野球同好会あらため、女子硬式野球部の初練習が行われるのだった。



『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』8話を見た感想

ひまわり畑の少女たちを見守る桃の花

『ハチナイ』8話は桃子先生が真の仲間になるまでを描く話でしたね。そこで繰り返し使われたのが「ひまわり」でした。

冒頭で外野フライを追った宇喜田茜が草むらのなかに変わった植物を見かけます。

この後、物語は部昇格に向けた学校側との話し合いになり、桃子先生は集中線つきで「来週の職員会議では決まるから任せといて」と請け合います。

ところが実際の話し合いは教頭の反対にあって進みません。野球部の未来を閉ざすように、あるいは桃子先生の心情を表すように空には暗雲が立ち込めます。

Bパートに入って再び茜は練習中に例の植物を見かけ気になります。そこに激しい雨が降ってきて部員たちは部室棟へ避難することに。

そこへ桃子先生がやって来ます。部員たちは部昇格が決まったかと期待して話を聞きますが、教頭判断で保留にされた桃子先生は「もう少し時間がかかりそうなの」と言葉を濁します。

ここでは部員たちと桃子先生の間が意図的に分断されています。

顧問としての覚悟が問われる桃子先生。今年は諦めて来年までじっくり準備してもいいのではと気持ちが揺らぎます。

桃子先生の話と並行して茜はグラウンドで見つけた植物がひまわりだったことを知ります。ひまわり畑に囲まれたグラウンドだと知った部員たちは育てることに。

水やりではしゃぐにゃんぼ先輩。いいぞ、もっとやれ。

部室棟では独りだけ濡れてなかった桃子先生も、ここでは生徒たちと一緒になって水を浴びます。

同じ釜の飯を食った仲ではありませんが、同じホースの水をかぶった仲の桃子先生は、あらためて生徒たちのために自分ができることをしようと決意。諦めず教頭に挑むと決めます。

それを部員たちもサポート。生徒たちに野球部設立のための署名活動をお願いします。ここでゲーム版に登場する部員たちが一斉に出てきましたね。

教頭に再アタックした桃子先生は見事に攻略。女子硬式野球部が正式な部に認められました。

女子硬式野球部の初練習は、ひまわりが咲き誇るグラウンドで行われます。

ひまわりに託した部員たちの未来

本編中でも言われてるとおり、ひまわりは太陽に向かって咲くとされています。陽の光を求めてまっすぐ伸びていく様子は、明るい未来に向かって駆け出した女子硬式野球部の今後を暗示させるものです。

また、美しい花を咲かせるためには地道な作業やサポートが必要です。ひまわりを咲かせようとした部員たちには桃子先生が、桃子先生には彼女を心配してくれる母親の存在や助言をくれる先輩教師の存在がありました。

物語上どうしても主人公たちを邪魔する存在に見えてしまう教頭でさえ、実際には顧問の掛け持ちで桃子先生の負担が増すことを心配し、気にかけているらこそGOサインが出せませんでした。教頭との対話を通じて桃子先生は一段上の覚悟を持ちます。

部活の顧問が教師の重い負担になっているという話は近ごろ問題化してますし、根性論じゃなく具体的にどうするのと詰める教頭の言葉は正論でした。

多くの人物が直接的・間接的に関わって発足した女子硬式野球部。今後の話では明るい未来に向かって進んでいくでしょう。

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