パソコンゲームから出発して2000年代にブームを巻き起こし、アニメやゲーム、実写映画にもなった『ひぐらしのなく頃に』が2020年に復活。当初はリメイクかと思われたが2話で新作だったことが明かされるサプライズもあった。
キャストは2006年に放送された旧アニメ版と一緒。圭一の声が低くかすれることがあって時の流れを感じさせるが、それ以外は10年以上の経過や加齢があったにしては衰えを感じさせないあたりプロですね。
『ひぐらしのなく頃に業』あらすじ
都心から遠く離れ、色濃く残る自然に囲まれた集落──雛見沢村。かつて、ダムの底に沈むはずだった村は、今もなお昔と変わらない姿で、転校生・前原圭一を迎え入れる。都会で暮らしていた圭一にとって、雛見沢の仲間と過ごす賑やかでのどかな生活は、いつまでも続く幸せな時間のはずだった。一年に一度行われる村の祭り、綿流し。その日が来るまでは…。
昭和五十八年、六月。ひぐらしのなく頃に。日常は突如終わりを告げ、止まらない惨劇の連鎖が始まる──。
『ひぐらしのなく頃に業』第1話鬼騙し編 其の壱 感想
作品の中も外も平成のノリが復活
雛見沢に引っ越してきた圭一が竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花と過ごす日常パートから物語はスタート。これは旧アニメ版と一緒。そこで描かれるゲーム部の活動や各キャラの言動も旧アニメ版と一緒。これが予想以上にキツかった。
『ひぐらしのなく頃に』は最初に出たゲームが2002年発表なんですよね。1990年代のオタク向けパソコンゲームのノウハウが色濃く残ってるキャラの立て方や日常パートのノリ、わちゃわちゃ感が2020年に見るにはキツい。濃厚な平成臭。
またTwitterでの「ひぐらしって日常物じゃないんですか?」みたいな共有の仕方も、そんなところでまで平成を引きずらなくていいからってキツさがある。
2020年に見るにはと書いたけど、思い返してみれば2006年の放送のときから自分はオタク向けパソコンゲームにありがちな日常パートのノリがキツくて、背中が痒くて、何度も一時停止と再生を繰り返しながら見続けてた。
それに加えて14年分の加齢。いや〜キツいっす。
渡辺明夫のキャラクターデザインは馴染んでる
今回はキャラクターデザインが渡辺明夫(化物語とかの人)になりました。事前のヴィジュアルからして魅音が渡辺明夫っぽい顔してたんですけど、いざ放送が始まってみると結構馴染んでるんじゃないですかね。
あんまり違和感という違和感はありませんでした。
これからどんどん酷い展開になっていくんだろうな〜。